Scratchプログラミング入門

5.ゲームの改良

当たり判定のサイズ変更

Scratchの当たり判定は、1ピクセルでも重なると当たったことになります。
ネコのキャラクタのヒゲの先にちょっと触れただけで当たったことになるのは、プレーヤーに理不尽さをあたえてしまいます。
そこで、キャラクタの当たり判定の領域を小さくしたいと思います。

手順
キャラクタと同じスプライトを追加します。



「コスチューム」のラブをクリックすると追加したキャラクタの編集ができます。



「ビットマップに変換」をクリックします。



「消す」のアイコンをクリックして、不要な部分を消去します。



この当たり判定用スプライトは、自キャラの動きに連動させて、これが敵が接触したときにゲームオーバーにします。
同時に、自キャラの当たり判定を省いておきます。
これで、ヒゲが触れただけでゲームオーバーになるような理不尽さはなくなります。

当たり判定用スクリプトは以下のようになります。

幽霊の効果が100で見えなくなります。

自キャラのスクリプトは以下のようになります。
自キャラから敵との当たり判定を取り除きました。



これで当たり判定が小さくなりました。
試してください。


弾の消滅

現時点では、弾は貫通します。
敵に当たった時点で弾を消滅させるには次のようにします。


敵に触れたとき、0.1秒待ってから、自分自身を削除しています。
もし、0.1秒待つことをしなければ、敵自身が弾に当たった事を認識する前に消えてしまい、
弾が当たっても敵が消えないという問題が発生してしまいます。

効果音

敵が弾に当たったとき、効果を出す場合には次のようにします。


この効果音は、あらかじめ用意されているサウンド以外に、別のサウンドに変えることができます。

「録音」をクリックします。


音をライブラリーから選んだり、録音したり、ファイルを指定することができます。



乱数

毎回決まったタイミングで、決まった位置から表示するのではなく、ランダムで表示させたいときに乱数の機能を使います。




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